Athens at Greece 2024.4

 2024年の4月から約40日間、2回目の世界一周一人旅を行いました。 その第3国目のギリシャ・アテネでの情報を共有させて頂きます。

1.旅 程

①日程:4/19~4/21
②主な滞在地:アテネ
③フライト情報
 往路
 ・4/19 NAV(21:00)→IST(22:30)@THY
 ・4/20 IST(1:40)→ATH(3:05)@THY
 次路:
 ・4/21 ATH(13:25)→JTR(14:25)@AEE

 当初、イスタンブール空港での乗継時間が、3時間近くあるので、ゆっくりラウンジでシャワーでも浴びて、お酒をたしなもうと企んでいましたが、フライトが1.5時間程度遅れた為、シャワーは利用できず。

2.ポ イ ン ト

・アクロポリス遺跡

 古代ギリシャ時代の中で最も完成度の高い国家都市で、高さ156mの丘に170m×350mの敷地を利用して作られたました。
元々、この地には紀元前4000年から3000年に人々が住んでいたという形跡があるものの、現存する最古の遺跡は、紀元前13世紀に作られた要塞の壁だそうです。
 その後、時代の移り変わりとともに、ギリシャ神話に影響を受けながら街が存続。
そして、女神アテネがこの街の守護神として讃えられると、紀元前5世紀後半頃からアテネは繁栄の一途をたどることになりました。
 当時ペルシア人との戦いに勝利し権力を強めだし、政治家ペリクレスの指導のもと民主主義を確立し権力と支配力を強めていくとともに独自の建築様式を開花させ、アクロポリスにパルテノン神殿、エレクティオン神殿を始め多くの美しい建造物を作り上げていったとのことです。

パルテノン神殿

 その中でも、パルテノン神殿は、土台が石灰岩、柱は大理石を使用して幅31m、奥行き69mのドリス様式で、古代ギリシャ時代の代表的な建造物となっています。

エレクティオン神殿

アテナ ニケ神殿

 エレクティオン神殿は、半神半人・神格化された英雄と言われるアテナイの王エレクティオンの名を持つ神殿です。
この神殿の1番の特徴は、神殿の南側を支える6人の美しい女人像柱ですね。
 アテナ ニケ神殿は、勝利の女神ニケを祀る神殿で幅5.4m、奥行き8.3mと、とても小さいです。 
美しい大理石で作られたこの神殿は、小さい建物のため両側に4本ずつの柱があるのみ。 
イオニア様式の上品な風格の建物は「アクロポリスの真珠」とも呼ばれています。 
階段を上がって入口門に対し右後方にありました。

 神殿以外にも、150mを超える高台にあるので、アテネの街を見下ろす風景も、また絶景でした。

イロド・アティコス音楽堂

ディオニューソス劇場

 イロド・アティコス音楽堂は、ギリシャ・アテネ市内のアテナイのアクロポリス南西麓にあるローマ式のオデオン(屋外音楽堂・劇場)。 
161年、ギリシア人の元老院議員ヘロディス・アッティコスが、妻のレギッラ(英語版)を偲んで建設した施設で、アクロポリスの南西斜面を利用して建てられている。
 ディオニューソス劇場は、「アテネのアクロポリス」の南側にあり、丘の斜面を利用してつくられたギリシャ最古の劇場。
建設当初は木造で造られていましたが、紀元前4世紀に大理石造りに改修されました。

 これらの音楽堂や劇場へのアクセスは、パルテノン神殿等の各神殿を見物後、メトロ駅へ向かうルートで立ち寄りました。

 個人的には、このルートがおすすめかと思います。

・古代アゴラ

 古代アゴラは、古代アテネにおいて政治や宗教、文化の中心だった場所。
信仰の対象だったアクロポリスに対して、古代アゴラは市民の生活の場として栄えた場所ということです。

アタロスの柱廊

 アタロスの柱廊は2世紀に作られた市場兼集会所で、現在中は古代アゴラ博物館という博物館になっています。

ヘファイストス神殿

 ヘファイストス神殿は、ギリシャ神話に登場するオリンポス十二神の1神である「ヘファイストス」を祀った神殿。
 実はこの辺りは鍛冶屋や窯業者が集まる地区だったことから、炎と鍛冶の神であるヘファイストスを祀る神殿が作られたそうです。

 また古代アゴラが見渡せる丘の上に建設されています。

古代アゴラ遺跡(後?)

・アテネ国立考古学博物館

 当初、アクアポリスや古代アゴラを見学後、時間があれば、こちらの博物館を訪れる予定でしたが、当日早朝にホテル到着後、大雨に見舞われた為、先にこちらを見学することにしました。 ただ、博物館前に到着すると雨雲は遠ざかり、晴れ間が見えてきました。 が、予定通り博物館から見学を開始します。

アフロディーテ像

ヘルメス像

ゼウス像

 見所満載でした。 因みに、こちらの博物館は、撮影禁止ではありませんが、一眼レフ等の少し大きめの機材やバッグ類も、館内持ち込み禁止でしたので、スマホで撮影。

3.お 勧 め

・アテネ空港⇆市街アクセス方法

私は、空港バスを推します!
その心は、
①終日20分間隔で運行。
②スーツケースなどの荷物置き場がある。
③乗り降りが少なく、治安面でも安心。

 

 空港バスのチケットは、1階のバス乗場に併設されていて24時間オープンしている様です。 (上段左写真のブースがチケット売場です。)   夜中3時時過ぎでも購入できました。 更にクレカが利用可能です。 右写真がそのチケットで、片道5.5€です。 

 乗車すると、チェックインとして、先程のチケットをこの青色の機会にタッチさせます。 これを怠ると、抜き打ちで見つかった際に、高額の罰金が請求される様です。 そして、上段右写真がスーツケース等の置き場です。

 一方、市街地側のアクセスポイントは、シンタグマです。 その乗車位置を上段左地図に示しました。 乗場近くにチケット売場も併設されていました。  ので、スーツケース等の大きな荷物を持っている際は、このバス停近くで宿泊先を探されるのが良いかと思います。

・入場チケットに関して

①アテネ国立考古学博物館

 この博物館に関しては、オンライン購入はせずに、直接現地窓口にて購入されることを推します!

 その心は、オンラインでEーチケットを事前購入しても、当日右の様なQRコード付きのチケットに交換する必要があり、その交換窓口が現地購入の窓口と同じだからです。 

 私は当日現地にて購入したのですが、Eーチケットを事前購入した人の方が多かった様で、そちらの列の方が超長蛇の列になっていました。

②アクロポリス・古代アゴラ等の入場チケット

 こちらの施設に関しては、オンラインでのEーチケット購入を推します。

 私は、当日アテネ国立博物館に並んでいる際にスマホからオンライン購入したのですが、支払いが完了すると登録したメールアドレスに次のチケットがpdfファイルで送られてきますので、実際入場する際に、QRコード部(赤枠)を拡大表示してスキャンして貰うだけで入場できました。

 因みにこちらのチケットは、コンボチケット(アクロポリス、古代アゴラ他、ゼウス神殿+αの入場料がセット)で30€。アクロポリスと古代アゴラだけでも同額なので、購入手続きの手間を考えれば、コンボがお勧め!

・市街内移動について

 バスやメトロを併用されるかと思いますので、1dayチケットを推します。 1timeチケットが1.4€に対し、1dayチケットが4.1€なので、3回乗車すれば元が取れます。 私は1回乗り間違えて4回乗車しましたので、良かったです。(笑)

 因みにチケットは、前述した空港バスと全く同じ図柄のチケットです。(書き込まれているデータが異なるだけ)

・B級グルメ

 ①Victory(B級レストラン)

 Google Map高評価4.9のお店。 何と言っても、お店の女将さんが気さくで明るく、雰囲気が最高。 私がオーダーした料理は、ラップされていないスブラキ料理で、これがメッチャボリュミー! 美味しく頂けました。

 

 因みにこのスブラキ料理は、約2人前程あって10€。 一緒にオーダーした大瓶ビールを合わせても17€。 通常アルコール価格は、ぼられる可能性が高いのですが、安いと思いませんか? 良心的で是非お勧めです。

4.ホ テ ル

・Amalia Hotel Athens

 アテネ観光の中心地”シンタグマ”の空港バス(X95)乗場やメトロ駅まで徒歩数分と、とてもアクセス良好な4★ホテル。

 部屋は、キングサイズの1ベッドルームで少し広め。 バスタブ付でした。  またウェルカムウォーターは無かったのですが、ウェルカムワインがありました。 赤だったので、一晩では半分程度しか飲めませんでした。 更にベランダからは、ギリシャ議会議事堂のバックにリカヴィトスの丘が眺められました。

 朝食の食材も充実していて、美味しかったです。 また専任の女性が依頼した客向けに、トルココーヒーを作っていました。 ギリシャ料理は、トルコ料理に繋がるところがあって、味も日本人に合うと思いました。

 因みに宿泊料は、1泊(朝食有)で、24,804円でした。 円安を考慮するとリーズナブルと言った価格でしょうか?

 立地条件を考慮すると、おすすめホテルだと思います。

5.そ の 他

・アテネ空港について

 アテネ空港は、横一色線に並んだ比較的コンパクトな空港で、空港内移動もし易く、迷うことな無いと思います。 また到着時に、私が利用したフライトの様に、夜中到着する便などもあったり、空港シャトルバスも24時間終日運行しているので、とても便利な空港だと思います。 そして、国内線/国際線の括りでなく、シェンゲン圏内外の括りでアクセスが制限されます。 今回の出発時に利用した”サントリーニ島”や”ウィーン”経由”ヴェネツィア”行きは、シェンゲン圏内でしたので、共に同じBゲートからのエントリーでした。

・アテネ空港のラウンジについて

①Aegean Air Lounge

私の個人的感想です。

 食べ物は、比較的充実しており美味しかった。アルコールは普通レベル。 ラウンジ奥から直接アクセス可能なトイレは、清潔綺麗で使い勝手が良かった。

 サントリーニ島へ行く際とウィーン経由でヴェネツィアへ向かう際の2度利用。 
一度目は、ホテルでの朝食をたらふく頂いたので、グリークサラダとスパナコピタのみ。
二度目は、朝食を食べていなかったので、肉料理に加えてパスタやスープ等と、しっかり頂きました。
唯一、持ち出しサイズのペットボトルウォーターが欲しかった! 

②Skyserv Melina Merkouri Lounge

私の個人的感想です。
 こちらのラウンジは、ワンワールド及びスカイチーム系のラウンジで、プライオリティパスで利用しました。
内容的に言って少し劣っていましたが、缶ビールを頂いたのと、携帯用ペットボトル水があたので、それを貰って行きました。

③Lufthansa Lounge

 もう1つLufthansaのラウンジもあったのですが、こちらは入れて貰えなかったです。

 それ程、広く無い為、ルフトハンザ航空の利用者を優先したいのでしょう。

6.詳 細(旅日記)

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7.問い合わせ 又は コメント

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